平成18年度優秀映画鑑賞推進事業
文化庁 国立近代美術館フィルム巡回上映
※「第28回ぎふアジア映画祭」入場券(1回券、3回券、10回券いずれも可)1枚で2作品を鑑賞していただけます。
稀なる骨太な作風で日本の風土と日本の精神を描いた内田吐夢監督作品を紹介します。溝口健二、小津安二郎、伊藤大輔らが企画で参加した「血槍富士」。また戦後日本の代表作としても有名な「飢餓海峡」は、昨年亡くなった岐阜出身の脚本家鈴木尚之氏の追悼企画として上映します。
10/31(火)
戦後復帰第1作
「血槍富士」
19:00〜 岐阜市文化センター 小劇場
- 1955年 日本 94分
- 監督:内田吐夢
- 出演:片岡千恵蔵/月形龍之介/喜多川千鶴
彼は、剣豪などではない。
主人の侍とお供の槍持ちの一行が、旅の途中で様々な事件や人間模様に出会う中、身分制度を越えて友情のような関係を築き上げて行く。しかし、時代は彼らの夢を許さなかった・・・多彩な登場人物をひとりひとり丁寧に描いていく演出が見事。だからこそ、人を人とも思わぬ者たちに、温厚なひとりの男の怒りは嵐に変わってたたきつけられるのである。
11/2(木)
鈴木尚之追悼企画
「飢餓海峡」
18:30〜 岐阜市文化センター 小劇場
- 1965年 日本 183分
- 監督:内田吐夢
- 脚本:鈴木尚之
- 出演:三国連太郎/左幸子/伴淳三郎
その十年は、海の底に沈んだままのはずだった。
青函連絡船洞爺丸転覆事故という史実を背景に、連続殺人事件の犯人と彼を追う刑事たち、そして事件に知らぬうちに関係してしまう女の、10年をダイナミックに描いた名作。
「飢餓」というモチーフをもって、人間とは善なるものか悪なるものかを問う。これほどのことが映画に出来るのか!?という驚き。
「飢餓」というモチーフをもって、人間とは善なるものか悪なるものかを問う。これほどのことが映画に出来るのか!?という驚き。